
喜べない心理を改善して喜べるようにする方法が知りたい人
「喜べない気持ちを変えて、少しでも日常で喜ぶことを多く生活していきたい。でも周りの人や大きく環境を変えるのは労力もかかりそう。しんどいのは大変だからできるだけ避けたいな。何か良い方法があったら教えて下さい。」
といった疑問にお答えします。
この記事の内容は、
・喜べる心理にシフトする簡単スキル。
この記事を書いている私は、肺気胸という病気で以前入院したことがありました。
その時は大いに喜べない心理の状況を経験しまして。
ですが、当時私自身も実際に試行錯誤しながらやってみて、これらの方法で随分助けられてきました。
それでは少しでも参考になればと思って書いていきます。
喜べない事が日頃多くて、正直疲れる。
少しでも改善できる方法ないかな、と思われている方は試しに読んでみて下さい。
喜べない心理を発生させないポイント【3つ挙げます】

喜べない心理が生まれるのをストップできれば、必然的に心の中は喜べる要素が増えていくはずです。
そのために、まずは次の3つのポイントを押さえて下さい。
- ポイント1 「当たり前」を作らないこと
- ポイント2 「比較」をしないこと
- ポイント3 目の前のことは自分に「縁」があって現れたと思うこと
正直に言ってしまうと、ポイント1を実施するだけで9割以上ほとんどの「喜べない心理」の発生をストップできると思います。
順番に説明していきます。
ポイント1 「当たり前」を作らないこと
唐突に質問ですが「当たり前」とは何でしょうか。
相手または物事に(ここまで達して当然だよね)という、ある種期待の意識・感情と私は考えてます。
これが結構やっかいなんです。
なぜかというと、そのレベルに到達しても感謝・有難みの念が起こらず、喜べないからです。
なぜなら「当たり前」だから。
逆に、その期待しているレベルに到達しないと(なんでここまで及ばないの?)と不満が生まれて尚喜べなくなってしまいます。
「当たり前」意識を持ち込む場面が多ければ多いほど、喜べなくなる要素を自分で増やして生活していることになります。
つまり「当たり前」意識を日常生活から手放していくこと、「当たり前」を作らないことが喜べない心理を発生させないことになります。
この1つ目の「当たり前」を作らない、を日常生活で心掛けるようにしただけでも、これまで身近にあった「喜べない」状況が激減して、喜べない心理は大きく改善するはずです。
(普通はこうだ)
(これくらいはしてくれて当たり前だ)
(当然こうなるはずだ)
こんな風に普段思うことってありませんか?
私はしょっちゅうありました。
気づかないうちに「当たり前」意識をもって人や事柄に接している場合が少なくありません。
ポイント2 「比較」をしないこと
「人と比較することで不幸は生まれる」と言われるくらい、比較という行為は喜べなくなる心理と隣合せのようです。
今後比較する行為には十分注意深くなってください。
もちろん「比較することで自分のモチベーションが更に高まる」なんて場合は、どんどん積極的に行って何の問題もないと思います。
大切なのは、「自分が喜べない比較」をしないことです。
「隣の芝生は青く見える」ということわざがある位ですから、自分以外のモノは大昔から良く見えがちのようです。
「何であの人は要領が良いのに私は・・・」とか、
「何であの人は私と同じように沢山食べてるに私よりスタイルが良いのか・・・」とか、
「何であの人は同じ時期に入社したのに今では給料がこんなに違うのか・・・」などなど。
意識しなければ、数限りなく自分と比べられる点が心に沸き上がります。
比較しなければ割と楽しく過ごせていたのに、他人が目に映り自分と比較したばっかりに喜べなくなり心が穏やかでなくなってしまったということは結構あるのではないでしょうか。
大切なのは自分自身がどうかであり、他人と比べてどうかではありません。
他人と比較して喜べなくなってもあなたにメリットはありません。
喜べない心理を変えたいなら、比較する行為を手放してください。
ポイント3 目の前のことは自分に「縁」があって現れたと思うこと
私たちの身近に起こる事柄は、全て自分に「縁」のある事柄だという受け取り方があります。
人との縁、学校との縁、会社との縁、出くわした状況との縁。
喜べる事もそうでないことも全てに「縁」が関わっている、という感じに。
いきなりそう言われても、(果たしてそうかしら?)と思われる方もいると思います。
唐突に言われて、そうだと思えない人がいるのも無理のないことです。
ですが、今回は「喜べない心理を変える」に関心があって、できることなら変えたいなと思っている方は、試しにこれからお話するように物事を受け取ってみて下さい。
なのでここからは、【全ては「縁」でつながっている】という前提で話を進めていきますね。
縁がないことは目の前に映りません。
ご縁のない人も自分の前には現れません。
目の前に現れた事柄や人を引き寄せる縁が自分の中にあったと受け止めます。
「波長の合った」と表現することもあります。
「類は友を呼ぶ」も同じことを伝えています。
そしてもう1つ大切なことは、必要がないこととは縁を結びません。
自分の目の前に現れたということは、その時すぐにその理由が自分では分からなかったとしても、何か大切な理由があって登場しています。
何かの気付きのためかもしれません。
後々のステップアップのためかもしれません。
少なくとも言えることは、必要があったから縁が結ばれたということです。
そして歯がゆいのは、その理由は後から分かることが往々にしてあります。
その時はなぜ縁があったのか分からないことも多いんです!
ぱっと目の前に現れた事柄の中には、瞬時に「喜べない」と判断する内容のモノもあるかと思います。
ですが、これからは「これも自分に縁があって出てきてくれた」と受け取り方を変えてみて下さい。
目の前に現われた事柄を
「縁があった=わざわざ現れる必要があった、体験する必要があった」
と認識できれば、有難いという喜べる心理にシフトすることができます。
喜べる心理にシフトする簡単スキル

ここまでで喜べない心理を発生させない手段についてお伝えしました。
お話してきた3つのポイントをおさえれば、喜べない気持ちの発生はほとんどストップさせることができるはずです。
喜べない心理をストップできたこと自体それはそれで素晴らしいことですが、そこまで来たなら「喜べる心理」にまでもっていかないと勿体ないですよね。
なので、この章ではその時々に発生する気持ちをできるだけ「喜べる心理」にする方法をお伝えします。
とにかく喜べる側面を探す
なんだそれ?!
そのまんまじゃないか!?という声が聞こえてきそうです。
そうです、そのまんまなんです。
でもこれが一番大事。
シンプルにこれしかないんです。
人は何を見てそれをどう捉えて喜んでいるのか。
この点について考えると、1つの物事に対して自分の当てたい面に(=見たい面に)スポットを当て、それが喜べる面であればそれを嬉しいという感情として確認しています。
これまではそれほど意識を払わないモノの見方に任せて、喜べるor喜べないの感情を発生させてきたとしましょう。
もしそうであれば、これからは是非、モノの見方を意図的に「喜べる面をみる」に固定して、いつでも嬉しい感情が出るようにしてみましょう。
当たり前と思う基準を極力下げる
「喜べる心理」にシフトするには「とにかく喜べる側面を探す」に尽きるのですが、「とにかく喜ぶ」ってどのようにするの?という疑問が出てくるかもしれません。
「とにかく喜べる面を探す」場合に大いに助けになるのが、「当たり前と思う基準を極力下げる」です。
最初の章で述べた「当たり前を作らない」と同じことです。
人に特別に何かしてもらったり、普通はこうはならないと考えている物事がうまくそれ以上に運んだりすると、「嬉しい」や「有難い」などの感情が出てきます。
喜びや感謝につながります。
ですが、その嬉しい感情が出てきた出来事も、毎回毎回それが続くとどうなるでしょうか。
段々嬉しくなくなってくるはずです。
それはなぜか?
自分の中でその出来事が「当たり前」になってしまったからです。
このことを「当たり前と思う基準が上がった」と表現できます。
ですので、この基準を意識して上がらないようにします。
極論すれば、どんな些細なことでも「当たり前ではない」と思うことです。
「今日も1日何もなかった。つまらなかった。」
例えばこんな風に感じて終わろうとしていた日があったとします。
この時点では「喜べる心理」は働いてなさそうですよね。
ですが、これも「当たり前ではない」意識を使えば、途端に有難い、喜ばしい出来事と受け取ることができます。
確認してみましょう。
「何もなかった」とは無事だった、ということです。
もし外出していたとしたら、交通トラブルにも巻き込まれず無事に帰ってこれました。
1日中家に居たとしても、何もないくらいのんびり過ごせたのはとても有難いことともいえるのではないでしょうか。
ダメ押しで付け加えるなら、「こののんびりな1日もきっと何かの気づきのためにわざわざ受け取っているのだろう」とご縁があって頂いている状況だ、と考えれば更に喜びは増えていくはずです。
まとめ:喜べない心理の改善は自分のモノの見方1つです!

記事の要点はを以下の通りです。
- 喜べない心理を変えるためには、まずその心理を発生させないことが大切です。
(ポイントは3つありました) - ①「当たり前」を作らないこと、②「比較」しないこと、③目の前のことは自分に「縁」があって現れたと思うこと
- 喜べない心理の発生にストップをかけられたら、今度は喜べる心理にシフトしましょう。
- その方法は、とにかく喜べる面を探すこと。その際に、当たり前と思う基準を極力下げることが大変効果的。
- 喜べるかどうかは、全てその人のモノの見方で決まります。
喜べるか喜べないかは、周りの人や出来事によって決まりません。
私たちがどのような面を見るかによって全て決まります。
周りの人や環境などを一切変えることなく、喜べない心理は改善することが可能なのです。
私は以前に肺気胸という病気を経験して、普通に呼吸することが難しい時期がありました。
つまりその時に、「呼吸すること」が自分の中で当たり前ではなくなったのです。
それ以降は私の中の「当たり前の基準」が極端に下がりました。
(呼吸でさえ当たり前でないのであれば・・・)と、何かを受け止める際にいつも判断基準となりました。
実体験に勝るものはないかと思います。
ですが、(もし○○だったら・・・)という仮定の基準を自分の中に作ることはできると思います。
色々なコトを喜べる心理で受け取るために、当たり前の基準を極力下げて喜べる面を見つける練習をしてみて下さい。
何回も繰り返すことでそれが習慣になってくれば、以前とは比べものにならないほど多くの喜びに囲まれて日々の生活を過ごせるようになっているはずです。